内容説明
今より少しだけ未来の202X年。小学生の間では、ウェラブルコンピューター“電脳メガネ”が大流行していた。この“メガネ”をかけると、必殺技を手に入れたり、電脳ペットを飼ったり、子どもたちだけのとびきり刺激的な秘密の遊びをすることができるのだ。ただし、“メガネ”を楽しめる時間には限りがあって…。イサコが遂に“あっちの世界”への扉を開いた!その噂は大黒市の小学生たちにまたたく間に広がった。その上、イサコは“あっちの世界”にアクセスすることには失敗し、消えてしまった入り口は、いまも町のどこかに残っているらしい…。ミチコさんに会いたい!その入り口を必死で探すイサコやハラケン、そして大黒市じゅうの小学生たち。そんなとき、京子とふたりで留守番をすることになったヤサコが、家の廊下で見たものは―。
著者等紹介
宮村優子[ミヤムラユウコ]
東京都生まれ。脚本家
磯光雄[イソミツオ]
愛知県生まれ。アニメーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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でんでん
4
7~9巻ではアニメ版からはすっかり離れた展開になっていましたが、今巻では結構TV版に準じた展開に戻っていました。(TV版18話~20話あたり) ただし、ここに至る展開や人間関係がTV版とは違うので、受ける印象もかなり変わっています。 特にヤサコの立ち位置が「カンナへの執着を持つハラケン」に近い位置になっている為に、ハラケンとの共感と衝突がどちらも増して、よりややこしい事になっているのが印象的でした。2010/01/02
hoguru
3
息子11歳1人読み2022/02/03
風見鶏
2
茫洋としていた物語もとうとう終盤か。今回の10巻はいつもにも増して描写が秀逸だった。そ、そんことよりも、モジョが出てきたんです!それだけで満足。……。2010/07/28
kurogetti
2
言葉にこる小説だけあって、テレビ版より子どもたちの心理戦が詳細にえがかれている。焦がれるような熱い想いや、手に汗握る展開があっるたびはらはらする。自分にとっては眩しくて仕方ない。2010/03/18
ふく
2
「タラちゃん」と「マリリン・マリーン」もいよいよ具体的に絡んでくることになりそうで。 それにしても、挿絵のオヤジが素敵すぎて惚れ惚れします。2010/02/27
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