内容説明
キリスト教暦三九五年、冬。アルメニアから戻ったシフはやっと十四歳。迫りくる寒さにそなえて、長く伸びた赤い髪をゆるりと背中にたらしていた。近衛騎兵隊長レギウスも今年で二十一歳。そろそろ浮いた話が出てきてもいいころ。侍女たちの噂ではレギウスはどこかの美女と恋文を交わしているとの話。そんなことを考えていたシフはペルシア帝国の公用語を話す産み月の迫った大きな腹を抱える女と出会うのだった。シフは“時の涙”をアポルオンの虚空城に届けられるのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すがはら
1
今回も陰謀に巻き込まれてなすすべもなく、大怪我をして介抱されるレギウス。そして、語るべきことを語らない登場人物たち。 話全体は面白く読んでいますし、続きも読むのですが、毎回このパターンなんですよねー。 この巻は特に何も目的を達成できていない感が凄いです。苦労して旅したのに、はるか遠方の何の関知もしていなかった子供が、最後に全てをさらってしまいました。頑張れシフ!2016/12/02
punto
0
追記。2009/08/01
ピンク
0
だんだんワケわかんなくなってきた……2011/04/30
pomme
0
☆2010/12/17
月兎
0
http://tukito.blog.shinobi.jp/Entry/529/2010/01/14