内容説明
売上金を持ち逃げされたため、メイド喫茶を潰してしまった志郎は、「四日後の正午までに五百万円を返さないと、二十万円の不足につき、指一本を切り落とす」と債権回収屋に脅された。が、捨てる神あれば拾う神ありで、亡くなった祖母のアパートを突然相続することに。「アパートを手放して借金返済!」と、断トツ人気の元メイド・美保と小躍りしたのはいいけれど、売却するには住人全員が退室届にハンコを押さなければならないという…。一風変わった玉響荘の住人たちを相手取り、志郎が奔り回る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
み
15
さくさくと♪バタバタと落ち着かない感じで一気読み。ちと上手く行きすぎなような、でも楽しめました(^^)2015/04/08
蕭白
4
久しぶりに再読。コミカルな雰囲気が、楽しかったです。2019/06/25
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
2
従業員に売上金を持ち逃げされた為、多額の借金を背負うことになった主人公。そこは捨てる神あれば拾う神あり。疎遠になっていた彼の祖母が亡くなりボロアパートが遺産として残されました。残されたアパート・玉響荘を売り払えば借金返済ができそうなのですが、それには今住んでいる人たち全員の退室届が必要となります。お金返済の期限まで後四日。さてさてどうする?ちょっと出来すぎな話にも思えましたが、サラリと楽しく読めました。★★★★2009/12/20
つっきー
2
★★★+ ノリもいいし、繋がっていく様子が面白かった♪2009/02/26
zazo嶋
1
こんなのも書いてたんですねー。ライトノベルス風な作りかつストーリー。主人公が元メイド喫茶の店長ってあたりになんとなくその意図が見え隠れしますが、作品的には...まぁ、福田作品っぽくはなっています。巻き込まれ系のトラブル・コメディはA HAPPY LUCKY MANに近いですかね。 いくつも抱え込んだトラブルにめげる事なく偶然と努力によって結果全てを丸く解決していくスピードや、ご都合的な偶然にやや着いていけないながらも、肩の力を抜いて読む作品だから、まぁ許容としても...ヒロイン(?)の美穂の存在意義がス2010/01/02
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- 和書
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