内容説明
江戸幕府を拓くに当たって天海大僧正が封印した大怨霊の平将門。いまや傀儡の手により、その封印が解かれようとしていた。天海は将門の胴体を駿河台の神田明神に、生首は首塚に埋め、結界石の大岩で封印し江戸城を置いて地の均衡を図っていた。傀儡である風魔一族の策によりその二つの結界石が割れてしまい、帝都は強烈な暴風と空を切り裂く凄まじい雷に襲われていた。傀儡たちの目的は将門の生首と洞袋をあわせて絶対怨霊を復活させることだった。舞と北麿は傀儡を阻止すべく、風魔小太郎、小次郎親子に対峙する。帝都を揺るがす大怨霊の真の姿は?いよいよ物語は、窺いしれない魔界へと入ってゆく。新たなる超伝奇の新世界。