内容説明
ブリザードが吹き荒れる極寒のアラスカ。犬神明は“聖母結社”の女王・マーに引き寄せられるように雪原を走破し、マーの目前にまで迫っていた。だが、近づくにつれマーの放つ精神支配の力に見舞われ、幻影に捉われるようになってしまう。一方、同行していた巨大兎・ドードーは、犬神明と別れた直後、マーによるスーパー・ウェポンによって抹殺されてしまう。満月の夜を数日後に控え、次第に強靭になっていく精神と肉体。マーとの遭遇を期す犬神明は、抱えていたあらゆる謎を、マーの正体とともに解き明かせるのか―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つきかげ🌙
6
15年ぶりに読み返しました。話の本筋に関係ない人のエピソードとかいろいろありましたが、幻魔大戦の末期もそんな感じだったのでまあイイかと。Kindleで平井和正の本の配信が始まってるので、出来れば本作等も収録して欲しいです。2013/07/16
ぱぱちん
4
犬神明全10巻やっと読み終えた。昔あんなに夢中になって読んでいたのがウソみたいだった。どこかでもう少し面白かったような記憶があったんだけど、なんとか全部読んでしまったが苦痛しか残らなかった。結局最後はどうなったの?幻魔大戦から脈々と続く、あやふやなストーリーをだらだらと続けていく手法はスピード感が重視される現代にはそぐわない。平井和正はこれで封印しよう。2017/07/18
洪七公
3
既読本1997/09/13
あやてい
3
人生で積み残した課題をやりきるつもりで全10巻を読みだした。課題をクリアしてほっとしたが、それだけ。物語の劣化がはなはだしく、あの感動的な犬神明の話はどこへ行ったのか。ストーリーのいきつく先がすべて中途半端。マーは存在感薄いし。『黄金の少女』であれだけ番を張ったキンケイドもほとんど話に絡んでこない。…いやもう、この話は忘れよう。2014/11/18
カラヤ3
1
マーとの決着がついたのだがよくわからない決着だった。西城・Bee・ジョニーグループの終わり方も終わったのか続くのかわからない。とにかく不完全燃焼。しかしBeeと西城が気持ちが近づいてきてるようだったのはよかった。2020/04/10
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