内容説明
大ドイツ帝国海軍潜水艦隊北米戦隊所属のUボート、U4982は、マイアミの根拠地から1950年最後の戦闘哨戒に出動した。「一体なんなのだ、こいつは」ブルーノ・ストランスキー大尉は海図を睨んだまま咳いた。隻数は5隻。うち4隻は駆逐艦。グアンタナモへの針路を15ノット前後に進んでいた。第2次大戦終結から8年―第3次大戦勃発からほぼ3年が過ぎた現在、駆逐艦のパッシヴ・ソナーで航走音を聞き取れる。「捜索用潜望鏡上げ。急速潜航に備えよ」相手は日本艦アキヅキ級…佐藤大輔の超人気作外伝登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ikedama99
5
再び読了、ただし読む順番は逆になった。時々、この作者の乾いた感じの文章を読みたくなる。突き放した感じの文章だ。・・この作者も鬼籍に入ったので、この作品群も未完になるのだろうな・・。残念だ。2018/01/02
ikedama99
0
何回目かの再読、つまみ食い的に少しずつ読んでいた。この人の文章、好きです・・が、最近あまり見ない。この小説の続きも読みたいし、他のもそうです。織田信長の話など、楽しみにしているんだけど。2013/06/02
カラヤ3
0
ソコトラの戦いから数年後、パナマ占領後の大西洋の戦いが舞台。ソコトラで駆逐艦の先任だった大島が中佐で艦長となっていてその艦に見張長として別の短編ででてきた下村が中尉とで乗り組んでた。ドイツ海軍の劣勢化が著しい。2020/02/10




