感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムッネニーク
65
145冊目『THE ART OF NAUSICAÄ ージ・アート・シリーズ1ー』(1984年6月、徳間書店) 宮崎駿監督の長編オリジナル映画デビュー作『風の谷のナウシカ』(1984)の原画やセル、美術ボード、イメージ・ボードなどをまとめた一冊。宮崎監督の圧倒的なイマジネーション、そしてその絵の魅力が詰まった『ナウシカ』ファン必携の書となっている。用いられたアニメ技術や、おそらく鈴木敏夫が書いたのであろう制作ルポなど、当時を知る貴重な資料でもある。 〈お前たちの 王は死んだ〉2024/12/03
かやは
7
画集。初期設定のナウシカやアニメの技法なども載っている。ジブリの中ではナウシカが一番好きだなあと改めて思う。最初の腐海のシーンとナウシカの温室シーンが特に好き。2020/11/10
参謀
4
初期の頃のイメージボードは完成版の「ナウシカ」はだいぶ違ったんですね。宮崎駿がオリジナルアニメーション映画として手掛けるため、自分の持っているアイデアをいろいろ書き連ねたのでしょう。これは初期の頃に出版されたためか、現在の背景画などが中心の作りではなく、アニメの画を交えた説明資料も多い構成になっています。2014/12/13
Ayumi Shimojoh
2
はじまりの作品。映画では風の谷の風景が良くて。この本でも物足りないくらい。文は少ないけど、83年84年のナウシカの映画化いきさつが肉声で綴られる。2021/05/24
白
1
ナウシカというキャラクターのアイデアがいかに変遷を繰り返してきたことがわかる。タペストリー原画をじっくり見ることができたのは嬉しかった。 腐海その他映画の各シーンのイメージボード、イラストがきれいに印刷されており読み応えのある一冊だった。 アニメーション技術も濃厚に紹介されていたが、素人には正直ピンとこない。 最終項「ナウシカの道」のボリュームはかなりのもの。文章一部がジブリの教科書に転載されていたが、全編を読みたい人は是非手にとって欲しい ★一番好きなイラストは、幼少期ナウシカと幼い王蟲が戯れる絵2025/05/07