感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムッネニーク
63
157冊目『THE ART OF The Princess MONONOKE もののけ姫 (GHIBLI THE ART SERIES)』(1997年8月、徳間書店/スタジオジブリ・カンパニー) ジブリを国民的スタジオへと押し上げたアニメ映画『もののけ姫』(1997)のイメージボードや美術、セル画などを収録したアートブック。 注目は3年間の軌跡が仔細に記録されている制作日誌。今では完全アウトな労働環境や宮崎駿監督の奇行などが赤裸々に記されており、読み物として大変面白い。 〈人は、かつて、森の神を殺した〉2024/12/26
馨
17
私は美術には疎いので、当時の技術のすごさとかはよくわかりません。もののけ姫が公開され、初めて見たときに、美しい風景画に驚いたことは覚えています。サンが住んでいる山のモデルとなる白神山地他、日本の美しい自然が今も健在であることがありがたく思えます。2016/01/18
名言紹介屋ぼんぷ
12
『荒ぶる神々と人間との戦いにハッピーエンドはあり得ないからだ。 しかし、憎悪と殺戮のさ中にあっても、 生きるにあたいする事はある。 素晴らしい出会いや美しいものは存在し得る。』2023/10/15
しん
7
原画というか手描きのときの方が真に迫る感じがある。力強さを感じる。あのままアニメーションにするのは難しいと思うが。なのでこの本で見れて良かった。2024/03/14
パンジャビ
6
このthe artシリーズを始めて読んだけど、図書館で分厚くて大きな本を渡されてマジびっくりした。画集並み。中身はイメージボードと美術背景、原画、セル画と実際のシーンの絵かな。一瞬しか映らない所もここまで綺麗なのかと唸った。美術監督5人のクオリティの高さが凄い。とにかくシシ神様の森が綺麗すぎる。でもタタラ場とかもじっくり見ると興味深い。それにしても冒頭の一連のイメージポエム(久石さんに宛てたもの)が素晴らしい。宮崎さんは詩を書かせても天才的だなぁ。しかし初期設定のコダマが不気味でビビった(笑)2017/03/18