出版社内容情報
白鵬翔本人が監修にあたった同時進行相撲マンガ『白鵬本紀』は、歴代最多45回優勝の大横綱・白鵬翔の土俵一代の物語である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
荒野の狼
4
2021年9月出版の白鵬の自伝的漫画で、白鵬が2000年に日本に来日し大阪府大東市の摂津倉庫の宿舎で大相撲からのスカウトを待っているところから始まり、序の口の最初の場所で負け越すまでが描かれる。単なる年代を追った自伝ではなく、随所に、本作の連載当時、白鵬が最後の場所となる2021年名古屋場所に向け懸命の調整中であることが、漫画の中で随所に登場し、初日の明生戦に掛け投げで勝ったシーンp165までも織り込まれ、飽きない展開になっている。2022/04/03
くろいの
4
とても面白い。白鵬ファンじゃなくても普通に面白いのでは? 連載誌が連載誌だけになかなか読めなくて残念だったけどすぐに単行本化してくれたありがたい。連載誌が連載誌だけになかなか赤裸々に描いてある部分もあってリアルで良い。リアルと同時進行で毎回白鵬からの挨拶が実写形式(?笑)で入るのも良い。2021/08/30
たくさん
2
白鵬が頑なに現役にこだわるのが全然わからなかったけれど、こういう風に個人的なこだわりということがさらっと書いてあって納得した。細かったとか人の縁とか白鵬が言うのもこういうのを乗り越えてきたからというのはなんかわかる気がする。かわいがりとか体育会系の独特のルールとかなかなかにこういうものがあると抜け出せないのだろうというのがよくわかる。相撲界もだいぶん変わる時代だなあって思います。2021/12/29