感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
青龍
15
道原先生の「銀英伝」を読み返し中。あー、やっぱり、道原先生のヤンが好き!脳内では、富山さんの声に変換されてます。表紙のユリアンも、いいなあ。ユリアンが、少年から青年に向かう様子(考え方も)が分かる巻。2016/07/23
放蕩長男
9
「人間が年齢の順に死んでいくのが正常な社会というものだ。老兵が生き残り、少年たちが死ぬような社会はどこか狂っとる」 皇帝の死により、帝国の内乱が幕を上げます。一方で、自由同盟もまた、現状を憂う勢力により、クーデターが発生。お互いに身内同士の戦いが始まります。男性が多い物語ですが、この4巻では2人の女傑が顔を見せます。キャゼルヌ夫人と、ヒルダ・マリーンドルフです。特にヒルダは、ラインハルト本人が認める有能人物。腐敗し切った貴族にあって、やっと見つけた煌びやかな宝石。銀英伝は、有能と無能の差が激しいですね。2016/09/26
たお
5
皇帝崩御からクーデター勃発まで。ヤンのイゼルローンへの異動もあり、『ヤン艦隊』がようやく形となる巻。いいなぁ。マリーンドルフ伯爵令嬢が猫みたいですごく可愛い。2012/07/19
JACK
3
◎ 帝国領内へ攻め込んだ作戦は大失敗に終わり、莫大な損害を被った同盟軍。現場を知らない政治家のせいで国家の財政はさらに逼迫してしまうことになる。一方、帝国では皇帝が崩御し、皇位継承を巡る内紛が始まる。ラインハルトは既得権益にしがみつく貴族を一掃すべく行動を始める。そして第三の勢力、人類の中心を地球に戻す事を目指すフェザーン。今後は三つ巴の争いとなりそう。先が楽しみだ。2012/07/12
みなみ
2
イゼルローンの新年パーティーとか番外編的な要素がいっぱいで、前巻と比べると読んでて素直に楽しい。自由惑星同盟の社会システムがガタガタになっていくのは生々しいなあ。昔読んだ時よりも今のほうがわかる。2018/12/22