Ｒｏｍａｎ ａｌｂｕｍ 非実在青少年読本

ＣＯＭＩＣリュウ編集部

徳間書店（2010/05発売）

• サイズ A5判／ページ数 114p／高さ 21cm
• 商品コード 9784197203024
• NDC分類 367.6
• Cコード C9474

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[MURAMASA]

ちょうど同時期に、こちらとサイゾーと同じテーマの冊子が出てたんで、両方とも購入してみました。こちらの方は、現行と改正案の条例がまとめてあって、しっかり読めば問題点がよく分かるようにまとめてあります。また、誰もが『図書館戦争』とのシンクロを想起するからか、有川浩さんのアンケートも載ってて、けっこう興味深く読むことができました。でもこの表紙は、書店でレジ持って行くときに勇気いりそうですね。私はネット通販なんで無問題ですが。

2010/06/13

[kenitirokikuti]

図書館にて。2010年のもの。民主党政権時代…ではなくて、石原都政末期の方が適当か。「非実在青少年」という〝字面〟から受けるイメージに惑わされた、あるいは…「大喜利」を誘発してしまった、のではないかなと思う。亜インテリがアイロニカルな権力批判トークするのだが、町人からそれもちゃかし食らって、亜インテリが逆上する、という構図はよく見る。

2023/05/18

[えんび＠灯れ松明の火（文さんに賛同）]

MURAMASAさんの感想を見て興味を持ったので読んでみました。現行の条例文・改正案など、難解すぎて私には理解できない部分も（たくさん）ありますが、いろいろな方のインタビュー、クリエターの方々のアンケート等とても参考になります。現時点では否決されたようですが、まだまだわかりませんね。

2010/07/06

[のの。]

内容はネットで把握していましたが図書館が購入した事に敬意を表して。クリエイターさん達の持つ矜持に触れることができ良かったです。

2010/08/31

[hirokazu]

この問題については漫画家・田中圭一氏が興味深い意見を雑誌「サイゾー」で披露している。漫画やアニメで甘い汁を吸いたい政治家や役人の仕組み作り（例：漫画の審議団体を作り、役人のOBを送り込むとか）の布石ではないかと。この意見を一笑に付せないことが、この国の不幸だ。赤字確実のハコ物を作るだけでなく、それを管理する外郭団体を作って、天下り先にした例がどれだけあることか。

2010/07/05