内容説明
会社はさまざまな数字で表わされるが、数字だけで「会社を読む」ことはできない。会社をダイナミックにつかむためには、経済小説が不可欠だ、と著者はいう。経済小説には人事小説、情報小説、モデル小説の三つの要素があるが、本書は、経済小説を読み込むことによって、さまざまな角度から日本の会社を透視し、実像を浮彫りにしようとする。あなたにとって会社とは一体何なのか、を問う評論意欲作。
目次
第1章 経済小説の新しい流れ(時代を映す「第三の小説」;企業原論としての経済小説;事実と小説の間)
第2章 日本的経営と経済小説(経済小説が描いたニッポン;経済小説のパイオニアたち)
第3章 苦闘するビジネスマン