徳間文庫<br> 勝海舟〈上〉

徳間文庫
勝海舟〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 390p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784195992548
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

御家人の勝家は、世に容れられない当主・小吉の放蕩のゆえに貧の極みにあったが、長子・麟太郎は直心影流剣客・島田虎之助の内弟子として剣の道に打ちこみ、激変する世情のなか、やがて蘭学を志していた。他人の厚情にも助けられながら学問に没頭する麟太郎の姿は、いつか幕閣の目にもとまり、蓄所翻訳方に抜擢、そして講武所砲術師範、海軍伝習生師範と昇進していった。歴史長篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kawa

34
幕末、維新のキーパーソンの一人である勝海舟。彼の生涯のひとわたりを描く小説を探していて見つけた本作。元々、学研出版からの偉人シリーズで青少年向け人物伝として発刊されたものらしい?(その割には文量・内容も含めて読み応えがある)。上巻は立志編の趣き。貧しい御家人の子として生まれた海舟、鼻っ柱は格別なのだが根は真面目で刻苦の人。剣の師匠・島田虎之助、蘭学の師匠・永井青涯、函館の豪商・渋田利右衛門らの薫陶を受けて時代を回転しうる人物に成長。高価な蘭書、貧しい彼は伝手をたより拝借徹夜辞さず写しを取るところが印象的。2024/05/28

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