内容説明
昭和五十八年一月、千葉市内の新興住宅地で女性の絞殺死体が発見された。被害者は千葉大医学部病理学教室の研究生・椎名敦子。報せを聞いて駆けつけた夫の正とは、前年十月に結婚したばかり。正も附属病院整形外科の研修医である。敷地百五十坪の豪邸に住む新婚夫婦だったことから世間が注視。死体発見から半年後、千葉県警は夫の正を逮捕した。事件の全貌に迫り、人間の脆い性を掘り下げた渾身のドキュメント。
目次
第1章 路上殺人
第2章 ダンサー
第3章 緊急逮捕
第4章 冒頭陳述
第5章 トルコ嬢
第6章 嘱託殺人
第7章 生命保険
第8章 ベクトル
第9章 強姦魔S
第10章 論告求刑
第11章 最終弁論
第12章 懲役13年
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- 和書
- おばあさんが帰ってきた