徳間文庫<br> 乞食大将 後藤又兵衛

徳間文庫
乞食大将 後藤又兵衛

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  • サイズ 文庫判/ページ数 285p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784195983829
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

武勇のほまれと飾り気のない侠気で黒田家中の人望を集める後藤又兵衛と、藩主長政とは幼馴染。しかし時が経つにつれ、関ケ原の勲功で筑前52万石の太守に封じられた長政との間には溝が深まるばかり。ついに又兵衛は許しを得ずに出奔、隣国豊前の細川家の世話になるが、これがかえって長政の怒りを買い、命を狙われることになった。かくして希代の武芸家は乞食に身をやつし浪々の旅に…。傑作時代長篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はみ

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「吉兵衛でのうて、五十二万石よな」が胸に刺さる。「吉兵衛はどこへ失せおったと尋ねたら、なんと返答する?こりゃ、つらいわい。気の毒じゃわい!(中略)さてなぁ、世も変った。人も変った!」 しみじみと思うが、人の悲しさだよなぁ、これ。しかし、しがらみを無くした又兵衛は自由闊達、相変わらずの感動家だ。本書は、後藤又兵衛がいかにして乞食までなったのかが焦点。おしまいまで気持ちのいい男であった。長政を軽く転がす如水の喰えなさもよい。図書館本。2014/11/28

Ryuji

0
★★★☆☆後藤又兵衛の本なのに、朝鮮の役・関ヶ原・大阪の陣については全く書かれていない珍しい本。それだけに後藤又兵衛を全く知らない人は読んでも全く面白くないと思う。又兵衛は何故出奔したのか?黒田長政と何か一つボタンの掛け違えがあり、それが積み重なり元に戻らなくなったのだろうと思う。2012/11/21

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