内容説明
吹雪もよいの慶応4年1月。伊達62万石の国境を、密かに下男姿に身をやつして越えた侍があった。下番士50石取り細谷十太夫、日頃は侠客と交わり、酒と女と博打に明け暮れては、風狂を任じていたが、この日、御奉行衆に呼ばれ、刻々と迫る官軍北上の噂、それへの近隣諸藩の対応の探索方を直々に依頼されたのだ。藩の命運は一人の男に託された。敗者の側から激動の時代を照射する子母沢幕末文学の白眉。
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- モトツーリング2026年5月号



