内容説明
和傘づくり、入れ墨師、アメ細工師、映写技師、活弁、団子屋―。読者は一読、世の中にはこんなにも多くの職業があり、こんなにもさまざまな人生があるのか、と感嘆するに違いない。そして豊かな気持になり、心の奥底から勇気と力が湧いてくるのを感じるだろう。会社での人間関係や昇進などでクヨクヨ悩んでいる人達にとって、本書は心の栄養剤となり、明日の活力を生み出すはずだ。傑作異色ルポルタージュ。
目次
生活編（繊維製品；食料品；日用品・百貨・工芸品；紙製品・事務用品；出版・書籍・写真；趣味・娯楽・しこう品；サービス；金融・保険；鉄道・自動車・航空・通信・報道；教育・文化施設・宗教・自由業・団体；芸能・興行・娯楽）
産業編（木材・竹製品；広告・不動産；化学工業・化学製品；建設業・一般工事；農林・畜産・園芸・水産；金属工業・金属製品；窯業・土石製品）
補遺（趣味・遊び）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kokada_jnet
28
収録されたインタビューは、その内容から１９７４年から１９７９年ごろのものと思われる。単行本は１９８５年に刊行。文庫版は１９９２年に刊行。そういう「時代のずれ」について。この本には後書きもなく、佐高信の解説でも、まったく触れられていないので。読んでいて非常にモヤモヤする。2019/11/23
阿部義彦
16
マイ古本屋にて購入、親本は1985年に出ました。徳間文庫なんて本当に久しぶりに読んだかも。92年初刷。いわゆる色んな仕事をしている人に自由に仕事回りについて語って貰った聞き書きと言って良いと思います。今となっては消えた職業もあり(靴磨き、リンタク、下宿等)文化人類的資料てしても立派に機能するかもです。こう言う雑本の類は中々後世に残りにくいのかなーとも思います。著者の目の付け所が肝要かなとも思う。自分的に気に入ったのは「大学いも屋」です。サーカス関係が、賄い、綱渡りの技術、餌やり、等複数有り、面白い。2025/04/17
