内容説明
生物の観察記というものは、努力と忍耐のほかに、偶然に恵まれたチャンスというものが必要です。限られた場所に棲息しているめずらしい種類の場合はもちろん、ごく普通に見られる種類でもその生活のすべてがわかっているわけではありません。その、誰も知らない、まだ報告もされていない行動にぶつかった時など、まさに生物観察のだいご味といえるでしょう。好評小さな生き物たちの博物誌。
目次
白亜紀は遠く
はかなさのかげに
アリジゴクがんばる
わが青春のプラナリア
大自然の聖職者
鳥あれこれ
したたかな者たち
キツネの村
忍者の影がゆく
カメさんのカイコ
ピラニアが行く




