内容説明
いや、ごもっともつい、ニヤリ 古典都々逸から現代どどいつまで有名無名を問わず名句・秀句2千余を網羅、初めて編まれた“庶民の詩”アンソロジー。
目次
第1編 古典都々逸
第2編 現代どどいつ
第3編 参考資料(古い形式の都々逸集;都々逸・街歌・俚謡集 主要作品集;どどいつ随筆集その他作品多数登載書冊)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
双海(ふたみ)
15
「白だ黒だとけんかはおよし 白という字も墨で書く」・「女庭訓よんでもみたが 男もつなと書いちゃない」・・・笑える。女庭訓(おんなていきん)とは、もちろんあの江戸時代の女性用修身書。これら古典都々逸は飄々としていて疲れた頭には心地よい。2017/06/28
なつき
5
粋に口遊みたい都都逸がたくさん。有名どころだけではなく長屋のおかみさんっぽいものなどあって楽しい。現代都都逸が多く載っているのも嬉しい。ただやっぱり艶もあって粋なのは江戸のもののような気がする。2013/07/31
茂吉
4
「どどいつとは」という蘊蓄よりも、たくさんのどどいつを楽しむには最適。古典と現代作品に章分けされて、現代のほうは作者ごとに項目分けされてるのがなおよしです。絶版なのが惜しまれます2011/04/19
あいどっぐ
1
【購入本】現時点で絶版、重版予定無しのため古本にて購入。古典3割、現代7割くらいの構成で、収録数は2000余とかなりボリュームがある。都々逸に興味を持った人にはお勧めしたいが手に入れるには古書しかなくプレミアがついており高価になってしまっているのが残念。粋で洒落のきいた都々逸の良さ。ヘタに解説などない本書のようなものこそ、都々逸を楽しめると思う。やはり都々逸のリズムは心に馴染むなと感じた。奮発して購入してよかった。2014/09/05
branchSparrow
0
古典都都逸の方は「粋な」「洒落た」物が多く良かった。が、現代の方はいまいち。ただの老人の繰り言が多く、読み心地が悪い。特に「現代どどいつ協会」のは何故採用したのか疑問なものが多い。2017/05/21