内容説明
ヒトラー、モンロー、江青等の謎に満ちた死の真相に迫る。時代が個人を死へと追いやるとき自殺者は時代を告発し続ける。
目次
ジャック・ロンドン―夢と欲望に生きた「冒険作家」の波乱の生涯
ジャンヌ・エビュテルヌ―一途な愛を貫き通した「モディリアーニ」の恋人
セルゲイ・アレクサンドロヴィッチ・エセーニン―イサドラ・ダンカンとの恋の果てに散ったソ連の詩人
ウラジーミル・ウラジーミロヴィッチ・マヤコフスキー―熱狂の中で「革命」を謳い続けた詩人の「一巻の終わり」
ヴァージニア・ウルフ―狂気に震えながら未知なる魂を求め続けた女性作家
シュテファン・ツヴァイク―はるか南米で命を絶った「絶対的平和主義」のオーストリア人作家
シモーヌ・ヴェイユ―大戦中に「純粋のきわみの死」を遂げたフランスの女性哲学者
アドルフ・ヒトラー―２０世紀最大の独裁者・犯罪者だったナチス総統の「自殺の真相」
アーシル・ゴーキー―「暗く不幸な運命」に呪われたアルメニア人画家
アラン・マシソン・テューリング―電子計算機の歴史に名を残す天才数学者・数理科学者
エジャートン・ハーバート・ノーマン―レッド・パージの犠性となったカナダの日本研究家・外交官
マリリン・モンロー―世紀の大女優の「自殺」をめぐって明らかにされた「驚愕の真実」
アーネスト・ヘミングウェイ―死と暴力の現場で人生を凝視し続けたノーベル賞作家
ジッチ・クアン・ドク―「焼身自殺」によって世界を震撼させたベトナム人仏教僧
シルヴィア・プラス―濃密な死の気配を漂わせた女性詩人の「最後の冬」
アリス・ハーズ―一命を賭してアメリカのベトナム侵略戦争に抗議した老夫人
全泰壱―炎に託した韓国人青年労働者の「人間宣言」
ダイアン・アーバス―ベトナム戦争下の「もう一つのアメリカ」を撮り続けた女性写真家
ジェームス・ウォレン・ジョーンズ―阿鼻叫喚の地獄絵「ガイアナ人民寺院集団自殺事件」の首謀者
ジーン・セバーグ―「セシール・カット」で一世を風靡した女優の「追いつめられた死」
二人のカンワル―いまもサティーの炎に焼かれる「若きインド女性たち」
江青―世界注視の「文化大革命」と命運をともにした「毛沢東の妻」
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