出版社内容情報
中国3000年の歴史中、もっとも国栄え、人富み、村々の花さえも競い笑み割れたという唐の太宗の貞観時代の政治制度と社会を追究する詳細な解説書。徳川家康、そして明治天皇も愛読された東洋唯一の帝王学の原典。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
閑居
20
古来より帝王学の教科書とされた一冊。唐の皇帝、太宗(李世民)の言行録。貞観元年(627年)、大宗は中国のほとんどを版図に置く巨大帝国、唐の第二代皇帝に即位した。大宗は、よく臣下の諌言を聞き、人民を思い、倹約に努めて、驕ることがなかった。本書は、後に貞観の治と称えられる治世の秘訣をまとめた書である。2020/02/01
Yoshinori Osaka
5
中国の古典はしっくりくる。2014/11/01
耳目之学(不定期更新中)
3
【再読】 「東洋の帝王学」という副題に反して、謙虚・正直・倹約・勤勉など人として当たり前(とされている)のことしか書かれていません。本書の内容は、会社の上下関係に限らず、先輩後輩の関係や親子関係などにも当てはまります。誰でも先輩や親の機嫌をとったり、時にはゴマをすったことがあると思います。上に立つものが傲慢であるならば下の者は自分の本心を隠すようになります。彼らに心を開いてもらうには自分がどういう態度をとればいいかを書いてあるのが『貞観政要』なのです。尊敬される先輩・親・年長者・上司になるための1冊です。2011/06/18
qwel21
2
東洋帝王学の原典。守成の肝が連打。2008/12/10
とみーYMY
1
リーダーとして必要な要素が色々入っていた。誠実に、おごらず、人の話をよく聞け。現場を見ろ、というようなことが書いていた。部下の人柄五大事だとも。2021/01/19