内容説明
私立花房学園の男女生徒34人が“自分たちの心の叫び”をパフォーマンス。高校格差問題を描いた感動のドラマの小説化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鎌倉喜昭
2
声にできない心の叫び、高校生の魂を感じた。ドラマを見て泣きまくったことわすれられない。もう一度手にして読み返したい!!!
アズマノ
2
劇になったものをみて、そのノベライズを買った。小説もかなりよかった。あとがきの中で、「人間は負けたと思うまで誰にも負けはしない」という言葉があった。高校のときの学力の違いなど、大人になればなんの価値もない。でも当事者である高校生たちは傷つくのは当然。知らず知らずのうちに私の思考の中にも差別意識があるときがあるように思う。自戒したいとおもう。2003/03/05
Hiro Toki
1
僕の中でも指折りの素晴らしい読書体験でした。 テーマは「学校格差」。主人公たちは底辺校で日々を半ば諦めながら過ごしていましたが、担任のイマイチ先生にハッパをかけられ来たる文化祭に真剣に取り組むことに。いろいろありながら当日を迎えるが、そこで事件が… 学生ではなくなって何年も経つので、この本の扱う問題が少しは解決されているのか、それとも全く解決されていないのかは分かりません。でも、若者の苦悩というのはテーマは変わりながらも、いつの時代も連綿と続いていくのかもしれません。