内容説明
とかく楽器指導というと「教科教育学」的な発想からのものが生まれやすいものです。小・中・高への大人の考え方を機械的に幼児におろしてきた態のものが多いのです。欲しいのは真の「領域教育学」です。あくまでも「音楽遊び」は、幼児を全人的に育てる一環のものであるというわけです。幼児の“かわいらしい音楽性の芽”は、その中で大事に大事に育ててやりたいと考えます。器楽的な側面のことも、つまりはこの“心を育てる音楽環境”のためにということになります。本書は、以上のような領域教育学「音楽リズム」、保育内容の研究「音楽リズム」のとらえ方で「楽器遊びの実際指導―その実技をどうするか」の視点から作られました。
目次
1 きれいな音で〈奏法〉
2 みんなでなかよく〈合奏〉
3 すてきな楽器で〈即興〉
4 なかよし会〈発表〉
指導資料