内容説明
中・高学年編である本巻でも、まず基本的な姿勢は「絵綴り方表現」の発想によるものであること。つまり子どもの表現は子ども自身による選択と子ども自身の納得の中で生み出し、展開していくものであるということだ。作品をどう仕上げさせるのかとか、どうすれば良い絵が上手に描けるのか…ではなく、何を言いたいのか、何故それを言いたいのかこそが大事なわけで、必ずしも「絵綴り方表現・綴り方表現」そのものだけを中心においているのではなくて、その発想による教育活動の重要さを主張しているのである。つまりどの表現活動でも・どの分野においても、子どもが主人公であることを大事にしているという意味で、「『絵綴り方・綴り方』を生かした学級づくり」なのである。
目次
1 中学年期の絵綴り方・綴り方
2 中学年期の学級活動と造形表現
3 高学年期の綴り方―素直に・鋭く見つめる高学年
4 高学年期の学級活動と表現
終わりに―子どもたちと表現活動