内容説明
美術に対する生徒の願いをつかむ、美術の教科性を明らかにする、楽しさ(意欲)、確かさ(基礎基本の確実な体得)、新しさ(創造的能力)、美術の生活化(平素の生活の中で生きて働く美術の力を育てる)の四つを合い言葉として、これまでの作品づくりの活動一辺倒の指導観・教材観・指導方法の転換、そして新しい授業や題材、指導方法などの開発が求められている。そこで、本書に収められた各実践事例は、どれをとっても新学習指導要領を先取りしたユニークで確かな実践事例であり、どなたにでも大いに参考になるものを紹介している。
目次
1 新しい題材、指導観、学びを創るモデル授業(生徒が美術科の授業に期待すること;美術の教科性を明らかにする;生徒の資質・能力をのばす新しい授業づくり)
2 「A表現」の授業づくりのポイント
3 新しい題材、指導観、学びを創る「A表現」の授業例(君も漫画家になってみよう―豊かな想像力・発想力・表現力を培う;感性トレーニング―いろいろな描画材料を生かした絵画指導;4つの自画像―自分探しの旅―自分を見つめて ほか)
著者等紹介
遠藤友麗[エンドウトモヨシ]
文部科学省初等中等教育局視学官
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