内容説明
体育専科?あまり聞き慣れない言葉ですが、これは平成3年から平成7年までの4年間、熊本市に5名、熊本県下に8名配置され、実施されてきたシステムです。中学校では、教科担任制なのでごく当たり前の形態なのですが、小学校でとなると全国的にも希有な存在ではなかったかと推測されます。本書は、平成7年度の熊本市での体育専科の取り組みをまとめたものでありますが、各学校の実情に応じた実践からこれまでとは違った切り口での体育学習づくりについての提案をさせていただければと考えました。
目次
1 体育科の授業づくりと体育専科の取り組み(体育専科の位置づけについて;体育専科の取り組みの状況について;体育専科の業務分類について)
2 体育専科の実践記録―担任とコミュニケーションを図り、共につくるT‐T授業実践記録(T‐Tの視点に関する提案;体育に関する意識調査;T‐Tによる授業実践例 ほか)
3 体育専科の実践記録―学級集団や担任の特性に応じた体育学習(本校のT‐Tの特徴;担任との連携;全学年で共通の体育学習のきまり ほか)
4 体育専科の実践記録―体育学習で「自ら学ぶ力」を育てたい!(基礎は自己学習力;子供が学び合う手づくりサッカー;学習の分業化に疑問を感じ、取り組んだ器械運動 ほか)
5 体育授業づくりの要望とそれを受けた学習指導資料集作成(学習指導資料集作成までのいきさつ;学習指導資料集作成のポイント;学習指導資料集作成の実際 ほか)
6 「持久走(第5学年)の授業」学習指導資料集の活用例(T‐Tとしての体育授業づくり;T‐Tを終えての感想;学習指導資料集の活用事例について)
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