内容説明
「美術だーいすき!」って言われたい。美術教師である著者にとって、最大のシタゴコロです。生徒たちに笑顔で、この一言を言ってもらうために、怒涛のごとくワークシートを作り、新しい「あの手、この手」を考えてきました。本書は、そんな著者のシタゴコロを満たすための「あの手、この手」を少し紹介したものです。
目次
1 「先生、何も思いつきません。」―美術の時間に見られる生徒たちの発想システム(「先生、何も思いつきません。」の重み;「思いつく」の構造 ほか)
2 「えーっと。なんだっけ。」―美術の時間における「言語活動の充実」(生徒たちの環境にある「言葉では伝えきれない何か」;「えーっと。なんだっけ。」が私の美術教育の基本 ほか)
3 「別に画家になるわけじゃないし。」―美術授業から大作が生まれるとき(言われちゃったよ。「別に画家になるわけじゃないし。」;ならば「画家になりたい」って言わせてやろうじゃないか ほか)
4 「先生、掃除機がほしいです。」―私たちの「場」をつくる(作品制作も自分の「場」をつくることが大切;お客様アーティストが続かない理由 ほか)
5 「ありがとう。」―この最高の評価。(評価とはなんだろう;原石は磨けば輝く。のでしょうか ほか)
著者等紹介
清田哲男[キヨタテツオ]
1970年兵庫県生まれ。神戸大学卒業。兵庫県内公立中学校、高等学校美術教諭を経て現在、川崎医療福祉大学講師。第57回読売教育賞優秀賞など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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