内容説明
個性を育てるためには他者への説得という行為が必要である。他者との差異・対立を主張の出来ない個性は脆弱だ。本書は、自己主張の出来る子どもを育てるための方法として「ディベート」を取り上げ、分析した。
目次
1 なぜディベートが望ましいか(ディベートによるディベートの説明;なぜディベートが望ましいか;ディベート授業の結果)
2 どのようにディベートを行なうか(ディベートのルール;ディベートの基本形;石黒修氏のディベート授業)
3 授業にとってのディベートとは何か(「話教研」方式のディベートの問題点;ディベートを授業にどう位置づけるか;授業にとってディベートとは何か;三浦二三夫氏の「走れメロス」のディベート授業)
4 ディベートの授業マニュアル初級コース(ディベートをどう説明するか;ディベートの方法;ディベートの論題)
5 補論(ディベートが出来る資料の創出を;教師にこそディベートが必要である。)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小豆龍
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なんだかんだで読みやすかった。納得のいかない論がちらほらあるが、とても読みやすい。2011/07/20
どどろ
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教師でも何でもないですが参考になりました。まぁ教師向けですが…2010/03/30
南拓
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ディベートを教える段階からディベートで教える段階へ移行する。ディベート的な話し合いをやっていて、やはりディベートを経験した子どもたちの話し合いの質は高いものだった。ディベートのフォーマットを経験しているから、相手の主張と自分の主張を絡めながら話し合うことができる。私もディベートで教える段階にレベルを上げていきたい。2021/08/21