目次
序章 国語教育の哲学
1 思考力育成を目指す言語論理教育
2 言語論理教育の指導内容
3 最近の思考指導の動向
4 アメリカの国語教育における「批判的思考」研究の流れ
5 基礎学力論
6 新・言語教科書待望論
7 「読み」の認知心理学と国語科教育
8 イメージ形成と読解能力
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
虎哲
1
刊行から20年以上経つ今も色褪ぬ名著で学部生の頃に読むべきだったと後悔しつつ読んだ。人工知能やメタ認知などともすると最近出てきたと思われることも取り上げている。ラベリングはされていないが、「自己学習能力」や「自ら問う方法」など探究に通じる考え方が見られる。今はなき「現代語」新設によせて書いたであろう「 Ⅵ 新・言語教科書待望論」で井上先生のいう言語編教科書が「現代の国語」において実現したら高校「国語科」が豊かになるだろう。最後に「子どもの哲学」(p4cでなく、ものの見方)の本を書きたいと締めたのは痺れた。2019/09/14
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- 言語聴覚士のための音響学