内容説明
本書では、学習活動などの場面から、子どもの表現の具体的な事例を取り上げて分析・検討することにより、そこにその子どものどのような「育ち」が表れているかを考察する。つまり、子どもを捉えて語ることの一つの語り方を示すことにより、どのように子どもの表現について感受し解釈するかについての視点と方法を提起する。
目次
序章 「子どもを捉え生かす」ことができる教師
第1章 子どもの表現の「根」を掘り起こし、「芽」を伸ばす
第2章 直接体験とつなげて考える楽しさ
第3章 子どもを鍛えて育てる
第4章 子どもの「本気さ」と「育ち」を読む
第5章 子どもらしさが生かされる
第6章 荒れた学級が再生する
第7章 集団の教育力が高まる
第8章 課題設定・課題追究を支援する
第9章 大人の生き方とかかわり合って子どもの心が育つ
第10章 校内研修が変わる
著者等紹介
藤井千春[フジイチハル]
早稲田大学教育学部教育学科教授。1958年生まれ千葉県市川市出身。1981年同志社大学文学部文化学科卒業。1988年筑波大学大学院博士課程教育学研究科単位取得退学。大阪府立大学総合科学部助手、京都女子大学文学部専任講師、茨城大学教育学部助教授、教授を歴任。2003年早稲田大学教育学部助教授、2004年より現職。専門領域、ジョン・デューイの教育哲学。1995年日本デューイ学会研究奨励賞受賞。2000年度トロント大学オンタリオ州立教育研究所客員研究員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。