内容説明
本書は、確かな学力の中でも、生徒が自ら学び自ら考える発展的な学習を、発問の改善を通じて実現する授業研究書として計画した。取り上げるのは、普段の授業である。日々の教育内容を自ら発展的に学ぶことができれば、数学の楽しさを知ることができ、そのことでまた数学を自ら学び自ら考える生徒が育つのである。そのために、まずは、生徒が学んでいる普段の教材を、発展的に学べるように工夫し、生徒が自ら学べるような学習指導を実現したい。このような願いから、本書では生徒が発展的に学べるようにする工夫として、単元の指導計画の中でも、少なくとも数時間の内容の数学的な発展の流れを見通すことを大切にし、その見通しのもとで、本時の授業のどのような発問が、生徒が自ら活動しながら数学の学習を楽しむきっかけとなるか、そして、つまずきやすい生徒をどのように支援する必要があるかを、学習指導の計画とその実際例において示すことにした。
目次
理論編 生徒が自ら考えを発展する授業を創る―この発問が発展のきっかけをつくる
事例編(正の数・負の数の必要性とよさ―猪苗代湖の断面図を描き、正・負の数の特徴を調べよう;正の数・負の数の計算―負の数を引くと、答えが引かれる数より大きくなるのはなぜだろうか?;数量の関係を表す式―1からnまでの数を足すにはどうしたらよいだろう;一元一次方程式の利用―方程式の解法を知ろう;一元一次方程式の利用―方程式を使わずに解けるかな?;点対称な図形の性質―点対称作図器のしくみを調べよう ほか)
指導法編(T.T.による弾力的な学級編成(文字と式))
著者等紹介
礒田正美[イソダマサミ]
筑波大学助教授
大根田裕[オオネダユタカ]
筑波大学附属中学校教諭
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