内容説明
学力向上フロンティアスクールの研究指定校を受けて三年、算数の「発展的学習」を推進してきた啓成小学校が、矢部敏昭教授の指導によって「算数が好きになったり楽しいと感じたりする子どもたち」が確実に育ってきた学習成果と授業事実を問題解決的な学習の中で、各学年・各単元毎に「練り上げ構造図」を添えて詳述する本書は、今日の学校教育における「確かな学力」と「心の教育」という大きな課題の解決にも役立つ実践研究の書である。
目次
第1章 講演 確かな理解と発展的学習の展開(確かな理解を求める;発展的学習の展開)
第2章 本校の基本的な考え方(研究主題 自ら学び、自ら考え、共に高め合う子どもの育成;主題設定の理由;研究の構想)
第3章 低学年の実践(第1学年の実践;第2学年の実践)
第4章 中学年の実践(第3学年の実践;第4学年の実践)
第5章 高学年の実践(第5学年の実践;第6学年の実践)
著者等紹介
矢部敏昭[ヤベトシアキ]
1955年生、東京学芸大学大学院数学教育学専攻修了、現在、鳥取大学地域学部教授、附属学校部長、附属中学校長。1985年から1986年にかけて米国インディアナ大学へ留学
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