内容説明
学習する目標及び内容等を明示した学習指導要領は、到達しなければならない「最低基準」を示したことが名言されている。また、学習した過程や結果を明らかにする評価は絶対評価を導入することとなった。このことは一人ひとりの児童にどのような学力を保障していくのかが教師に求められているといえる。国語の学力保障は何をどのような方法で行うことが、それに応えることになるのか。それを追究したのが本書である。
目次
1 学習用語のカテゴリー化で国語学力を提案する(国語科「学力」論―小学校六年間で育てる国語学力を学習用語として体系化する;国語科「方法」論―小学校六年間で扱うことが可能な「言語活動」を三三六例示する)
2 学習用語のカテゴリー化で国語学力を育てる(小学五年生「国語科カリキュラム」を開発する;「インタビュー」を通して国語学力を育てる)
3 学習用語のカテゴリー化で言語教育カリキュラムを開発する(「語ることを教える」言語教育へ;実態評価から各学級で「カリキュラム」を開発しよう;言語教育カリキュラム開発のための全資料)
著者等紹介
柳谷直明[ヤナギヤナオアキ]
1961年1月札幌市生まれ。2003年3月北海道教育大学大学院教科教育専攻国語教育専修国語科教育修士課程修了。現在、岩見沢市立美園小学校
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