内容説明
自分がベテランと言われる時期に入って、実感することがある。それは、「経験とは意識的に積み上げていかないと、年数だけでは役にたたない」ということだ。若い頃に比べると、体力は確実に落ちてきている。その分、自分はどんなところでカバーしていけるのか。経験を具体的に「こんな場面ではこうする」「こんな時には、こんな方法がある」と分析し、実践にかけて一般化できると、確実に周りの人達の役に立つものになる。とりわけ、女教師は子どもの頃は優等生で、取っ組み合いのけんかなんかしたこともない人が多い。どうやったら、子ども達の「荒れ」と向き合っていけるのか。やんちゃ坊主をどのように統率していくのか。本書は、そんな女教師であるが故の視点で、体力も腕力も威圧感もない女教師の立場で、クラスをまとめていける実践例を集めたものである。
目次
1 女教師流学級経営の核はこれだ!(これだけは守らせたい学級のルール(黄金の3日間)
学習面でのしつけはこうする ほか)
2 知っておくと便利なこんな方法(静かに教室移動させるには;女の子の悪口・苦情にこう対応する ほか)
3 クラスを盛り上げる裏技(裏文化をこう仕掛ける;子どもを惹きつける隙間時間のこんな工夫 ほか)
4 こんな時どうする?学級統率のポイント(荒れたクラスを担任したら―「学級統率も布石の連続である」;子ども達の行動をこう切り返す―ピンチをチャンスに変換するのが、賢い闘い方だ! ほか)
著者等紹介
神谷祐子[カミタニユウコ]
1961年6月大阪市生まれ。大阪教育大学卒。現在、大阪市立九条東小学校勤務。「TOSS大阪みおつくしサークル」代表、「みおつくしレディースサークル」代表
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