社会科教材の論点・争点と授業づくり
“民主政治”をめぐる論点・争点と授業づくり

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  • サイズ A5判/ページ数 173p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784184561113
  • NDC分類 375.3
  • Cコード C3337

内容説明

「民主主義は最高の政治制度である。」と言われる。しかし、その民主主義を具現化する「民主政治」とは、いったいどのようなものを言うのであろうか。選挙制度ひとつ取り上げてもさまざまな論点が存在する。議会制度をめぐっても実に多くの論点や争点が存在している。ところが、これまでの社会科教育では、教材解釈を豊かにし、教材開発のウィングを広げ、社会科授業に新しい展望を拓く可能性を豊かに蔵した「論点・争点」の教材化・授業化という発想は乏しかった。「しくみや建前」を教えることでよしとしたからであろう。本書では、「社会科の授業は面白い、最高だ!」そのような思いを子どもたちに味わわせ、今を生きる希望や活力を与えるうえでぜひとも活用したい「論点・争点」を視座に入れた新しい社会科授業の新構想を提案していく。

目次

1 “民主政治”をめぐる論点・争点と新しい社会科授業(政治学習の現状と課題;政治学習改革の方向;「論点・争点」の教材化・授業化の意義;新しい社会科授業の創造と「論点・争点」)
2 “民主政治”をめぐる論点・争点と教材化の新視点(“制度のあり方”をめぐる論点・争点と教材化の新視点;“自治のあり方”をめぐる論点・争点と教材化の新視点;“議会政治”をめぐる論点・争点と教材化の新視点)
3 “民主政治”をめぐる新しい社会科授業の構成(小学校社会科における“民主政治”のウェッビング法による授業構成―“日本の選挙制度”を検証する;小学校社会科における“民主政治”の新提案授業―“日本的民主政治”は世界に通用するか ほか)
4 “民主政治”をめぐる新しい社会科授業への課題(民主主義教育のスタート;民主主義教育の展開;民主政治学習の課題;民主政治学習の課題の解決に向けて)

著者等紹介

片上宗二[カタカミソウジ]
1943年愛媛県生まれ。1970年広島大学大学院教育学研究科修士課程修了。1991年教育学博士。1997年広島大学附属小学校長併任(2001年まで)。2002年全国社会科教育学会会長(2005年3月まで)。広島大学大学院教育学研究科教授
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