内容説明
「意味付ける力」「問いをデザインする力」を育て、子ども主体の学びを追究する12の授業実践を収録!全学年の年間発問アイデア集つき。第1章では、「提案読み」と「批評読み」の論理的骨格を示す。第2・3章では、12人の授業者の実践を基に「提案読み」「批評読み」の授業の具体を示す。第4章では、教科書会社2社の説明的な文章・文学的な文章のほぼすべての教材を取り上げ、子どもの教材の捉え方とそれを生かした「提案読み」「批評読み」につながる発問アイデア例を挙げている。
目次
第1章 「提案読み」「批評読み」による国語科の授業デザイン(AI時代と国語科授業―子ども主体の意味;子どもの読みが生きる課題・発問 ほか)
第2章 「提案読み」でつくる説明的文章の課題・発問モデル(1年 ふねのランキングをつくろう―教材「いろいろなふね」(東京書籍)
2年 おにごっこを工夫して紹介しよう―教材「おにごっこ」(光村図書) ほか)
第3章 「批評読み」でつくる文学的文章の課題・発問モデル(1年 「ひみつ」がありそうなところを選んで話し合おう―教材「ずうっと、ずっと、大すきだよ」(光村図書)
2年 好きな登場人物は?―教材「お手紙」(光村図書) ほか)
第4章 「提案読み」「批評読み」の年間発問アイデア集(全学年の年間発問アイデア集 光村図書版;全学年の年間発問アイデア集 東京書籍版)
著者等紹介
岸本憲一良[キシモトケンイチロウ]
山口大学教育学部教授。兵庫教育大学大学院修了。奈良県公立小学校教諭、同県教育委員会指導主事を経て現職。専門は小学校教育、国語教育学。中国・国語教育探究の会顧問、日本国語教育学会山口県理事、全国大学国語教育学会会員
中野登志美[ナカノトシミ]
宮崎大学教育学部准教授。関西学院大学文学研究科博士課程単位取得満期退学を経て、広島大学教育学研究科博士課程を修了。博士(教育学)。専門は国語教育学。小学校・中学校・高等学校の文学の教材分析や学習指導論の研究を行っている
花岡鉄平[ハナオカテッペイ]
山口大学教育学部卒。公立小学校や山口大学教育学部附属光小学校で教諭として、やまぐち総合教育支援センターで研究指導主事として勤務した後、現在、周南市立夜市小学校勤務。中国・国語教育探究の会で事務局長を務める
住江めぐみ[スミエメグミ]
京都教育大学卒。公立小学校や山口大学教育学部附属光小学校で教諭として勤務した後、現在、やまぐち総合教育支援センターで研究指導主事として勤務。中国・国語教育探究の会で大会事務局を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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