出版社内容情報
著者の授業は教科書通りだ。特別なネタもない。しかし、子どもはノリノリ、全員参加。そして必死に勉強する。それは技術があるからだ。それこそが大事だ!子どもたちをサボらせず、「授業は楽しい」と錯覚させる魅惑的で漆黒のワザを手に入れろ!
内容説明
熱意だけで教師はつとまらない!本書は「日本一のお笑い教師」が実は腹に持っていた策略をあらわにしたものだ。子どもたちは一生懸命、授業を受けている。なぜか?―授業を楽しくみせる、子どもをサボらせない、授業技術が使われているからだ。教師を長く続けるために「策略」は必須の色だ。
目次
第1章 これだけは身につけたい教師の基礎技術(技術は、真似して、使って、ナンボ;優れた「授業技術」は、小学生でも真似できる ほか)
第2章 お笑い・「前説」に学ぶ教師の応用技術(小柳トムの「前説」から、貪欲に学べ;手順を誤らねば、空気は温まる ほか)
第3章 小さいけれど効果を生む教師の微細技術(些細な技術こそ、宝と心得よ;挙手指名は最悪の愚策、即刻廃止! ほか)
第4章 おまけ「最後の捨てゼリフ」(失敗談をでっち上げれば、若手も素直に耳を貸す;保護者には、負けておけ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
U-Tchallenge
2
今回のブラックシリーズは「授業技術の基礎・基本」について。小さいけど効果的な技術を具体的な事例を通して知ることができる内容となっている。ブラックシリーズの愛読者や中村健一ファンにとっては本当に基礎・基本という感じがした。しかし、その基礎・基本もたまに確認しないとままならないところがある。久しぶりにブラックシリーズを読むことができてとても楽しかった。シリーズ十冊目となりキリがいい。いやいや、次回作を期待したい。2024/02/02
縁
0
ほんの少しの違いだけで、子どもの姿は大きく変わる。いちいち意識するほどでもないような、けれど確かに効果のある技術ってある。改めて、実践して、身体化したいね。2024/01/28