内容説明
「感性」はもって生まれたものでしょうか?「感性」=「感じる力」として受け身の力と捉えられがち。しかし実は、「感性」とは、五感を通じて自らにとって大切な情報を取捨選択し、かけがえのない自分らしさを創り上げていく「能力」なのです。それはつまり、「感性」が美術の時間で育てることのできる力、ということ。そこで本シリーズでは、定番の教科書教材をもとに等身大の中学生の現状に向かい合いながら造形的な見方や感じ方を育てていくことで、子どもたちの「感性」を育む題材を集めました。環境づくり、進め方、言葉かけのアドバイス、評価の観点等、具体的に示しているので、即実践可です!本書を活用して、子どもたちの「感性」を育む美術の時間をつくりましょう。
目次
1章 新学習指導要領を実現する!授業づくりのポイント(新学習指導要領改訂のポイント;新学習指導要領を実現する本書の題材モデル;小学校からの接続において美術科教師が心がけること;「美術」との出会いに「期待」をもつ生徒を育てる;評価シート)
2章 指導から評価まですべてが分かる!領域別題材モデル31(絵画;版画;デザイン;工芸;立体;彫刻;鑑賞)
著者等紹介
竹井史[タケイヒトシ]
同志社女子大学現代社会学部現代こども学科教授。筑波大学人間総合科学研究科後期博士課程満期退学。愛知教育大学創造科学系教授、同附属名古屋小学校長などを経て現職。専門は、美術教育学。文部科学省「図画工作科で扱う材料や用具」作成協力者。図画工作科教科書(日本文教出版)企画及び著者など
中村僚志[ナカムラリョウジ]
愛知教育大学大学院を修了後、昭和61年4月より刈谷市立小中学校に勤務。平成17年から5年間、愛知教育大学附属岡崎小学校に勤務。刈谷市教育研究会造形部部長、三河教育研究会副部長、愛知県造形教育研究会会長などを勤め、現在は刈谷市立刈谷南中学校に勤務
牛山晴登[ウシヤマハルト]
愛知教育大学を卒業後、平成9年4月より刈谷市立小中学校に勤務。平成24年に上越教育大学大学院で修士号を取得。刈谷市教科指導委員などを勤めた後、平成28年から3年間、文部科学省国立教育政策研究所に勤務。現在は愛知県教育委員会西三河教育事務所に勤務
寺田眞一[テラダシンイチ]
元愛知県造形教育研究会副会長、元武豊町立富貴小学校長。地元武豊町をはじめ、愛知県内の造形教育の推進に寄与する。令和元年度末に退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。