内容説明
「合唱コンクール」成功の秘訣はこれだ!学級担任としておさえておきたい3つのポイント。「選曲のポイント」「パートごとの指導」「指導のための基本的な知識」。学級通信や掲示、練習試合による「チーム意識・意欲の高め方」
目次
1 学級担任が行う合唱指導の実際
2 「楽しさ」の一点突破
3 担任にしかできない合唱の指導―子どもたちの心に火をつけよう
4 子どもが自主的に作る合唱を目指して
5 合唱指導に自信のない教師に向けて―不器用な合唱素人の作戦
6 安心して取り組めるように
7 クラス全員の心が一つになる
8 合唱コンクールで感動体験を―合唱を通して学級がチームになる
9 合唱づくりの基本はチームワーク!
10 「合唱コンクール」によせる音楽科教師の想い
著者等紹介
石川晋[イシカワシン]
1967年生まれ。北海道旭川市出身。1989年北海道教育大学旭川校卒業。2003年同修士課程修了。2009年河東郡上士幌町立上士幌中学校赴任。現在、「NPO授業づくりネットワーク」理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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epitaph3
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2015年280冊目。久々に教育書を読んだ。合唱コンクールの指導法を書いてあると思ったら、それだけではない。学校の活動の「価値」について、教師がどれだけ生徒の語ることができるかということの大切さを教わった。つまり…、例えば体育祭の踊り、学校祭の劇、日々の授業について、その活動の「価値」を教師が自己の経験や、学校の姿勢、過去の様子から語り、生徒に、活動の意味を意識させることができるかどうか。その部分を、どうするかということが述べられているのである。「価値」と「説明」について意識をさせられる、深い本である。2015/06/13