内容説明
タブレット端末の授業が1番難しいのは算数?悩む6つのポイントを解決!算数授業のアップデート。
目次
1章 GIGAスクール構想で変える!1人1台端末の算数授業づくり(1人1台端末の算数授業モデル;2本の授業モデルを徹底解説!)
2章 算数が1人1台端末の授業を行いづらい6つの理由(なぜ「算数が1人1台端末の授業を行いづらい」と感じるのか;その1 絶対解という存在 ほか)
3章 算数授業のここで使える!1人1台端末の有効な使い方(絶対解をうまく利用せよ;表現力が増す ほか)
4章 子どもたちが考える!1人1台端末の算数授業 9つの利点(場所・時間を問わずに取り組める;情報を送り合うことができる ほか)
5章 実践!1人1台端末の算数授業最新アイデア(家庭学習と学校の授業のシームレス化を目指して;デジタル振り返りの可能性 ほか)
著者等紹介
樋口万太郎[ヒグチマンタロウ]
1983年大阪府生まれ。大阪府公立小学校、大阪教育大学附属池田小学校を経て、京都教育大学附属桃山小学校に勤務。教職17年目。日本数学教育学会(全国幹事)、全国算数授業研究会(幹事)、関西算数授業研究会(会長)、授業力&学級づくり研究会(副代表)、「小学校算数」(学校図書)編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
江口 浩平@教育委員会
14
【教育書】3学期に学年の先生がICTを活用した算数の授業を全市に公開するので、手に取った一冊。樋口先生の本はこれまでにも読んだことがあったが、本書は算数が苦手な私でも充分理解できる内容だった。ICTの活用はもとより、子どもたちに対話を促す授業展開、全員参加を促す手立てなどが盛りだくさんで、3学期に少しずつ真似をさせてもらおうと思った。ICTを活用することは、あくまで算数的な考え方を子どもたちに身に付けさせる手段にすぎないということを念頭に置いておき、アナログとデジタルのいいところどりをしていきたい。2022/01/04
ジーフー
4
手探りで歩いている獣道をならしてくれている人達がいるのがありがたい。読んでいて「何故自分が悩んでいることが分かるのだろう?」なんて思った。現在の取組だけではなくそこに至るまでの過程をしっかりと書いていてくれるからこそそう思うのだろう。参考文献を見ても教材研究どころか指導事項や数学的思考力についてもかなり考えた上で端末の活用について提案している。 いや、後進の地域、学校としては憧れていては駄目なんだろうなぁと思ってしまった。2022/01/15