内容説明
国語教室の活性化を目指し、個を育てる実践を中心テーマに、「読むこと」「書くこと」「文字語法」「その他の諸問題」の4つの分野で授業実践を中心に研究を重ねた。子供たちの特性に応じた「個を育てる国語教室」の創造を目指し、新学習指導要領の方向と一体をなす、これからの国語教育に多くの示唆を与える実践書である。
目次
1 読むことに関する指導(1年生の音読指導;ひとり読みを育てる;書くことによる読みの深めさせかた;一次感想の書かせかた;主題のとらえさせかた ほか)
2 書くことに関する指導(作文指導のありかた;児童が活動する取材指導;創作文の指導のしかた;観察記録文の記述指導;文章を見直す目を育てる ほか)
3 文字語法に関する指導(助詞「は・を・へ」の指導;文字・符号を確かにする視写・聴写の指導;文節カードを用いた文の構成の指導;主・述・修飾・被修飾の関係の指導;修飾語の学習 ほか)
4 個を育てる指導(個を育てる机間指導;効果的な学習ノートの指導;読み物教材でのOHP‐TPの作成と活用;読み聞かせの時間のもちかた;よい話し手・聞き手の指導 ほか)