内容説明
10割ほめるをあきらめない。
目次
1章 ほめるための心構え(10割ほめる;常に「ほめる」体質になる)
2章 ほめ方の基礎基本(あいづち言葉を使う;ほめ言葉と指示語をセットにする;非言語をほめる;非言語の身体動作でほめる;「決めつけ」を止める;口ぐせを肯定的なものにする)
3章 場面別ほめる技術(授業全般;対話・話し合い;聞く;関係づくり;菊池メソッド;気になる子・気になる場面;その他)
著者等紹介
菊池省三[キクチショウゾウ]
愛媛県出身。「菊池道場」道場長。小学校教師として「ほめ言葉のシャワー」など現代の学校現場に即した独自の実践によりコミュニケーション力あふれる教育を目指してきた。2015年3月に小学校教師を退職。自身の教育実践をより広く伝えるため、執筆・講演を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あべし
2
もっともっと褒めていい。 当たり前のようにできていることも全力で、できているところを徹底的に見取ってやる。できていない人は、「本当はできる資質を持っているはずなのにどうしてそうなるんだ」と、問いかけてやる。 どうも、できている子ばかりに目がいって、当たり前のことができていることは見逃してしまっていたような気がする。褒め言葉も、「すごいね!」ばかりでは芸がない。子どもたちのやる気をくすぐるような、プラスアルファの声かけができるようになりたい。 そのためには、どんな行動をたいせつにするのか教師は見る。2024/11/03
寺口大貴
0
★★★★★ 子どもの1つの姿を、色々な言葉で価値付けをしている。菊池先生の一つ一つの価値付けは本当にバリエーションに富んでいて、心に響く。褒めようと思っても、つい小言を言うことがある。10割褒めるためには褒め言葉の引き出しを増やし、日々の稽古が必要だと思った。2024/11/18
かるー
0
まずは、表紙の10割褒める。ここまで潔くはっきりと褒めて伸ばそうと示されていることに衝撃。じゃあどうするか。やっぱり教師の見る目やリフレーミングなどのマインドセットに関するスキルと、具体的にどのような場面でどう褒めていくか価値付けていくかの技術の双方を磨いていかなきゃいけない。スーパーティーチャーと呼ばれる方には到底及ばないんだけど、その先生方の秀でている要素を少しでも真似できるよう意識したい。2024/09/26