内容説明
これからの歴史学習では、「見方・考え方」を働かせることで、社会的事象の意味や意義、特色や相互の関連を考察したり、社会に見られる課題を把握して、その解決に向けて構想したりする学習の一層の充実が求められています。本書では、各単元での具体的な授業モデルについて、(1)単元目標(2)めざす子ども像(3)単元構想(4)働かせたい歴史的な見方・考え方(5)単元のすすめ方(6)ここが主体的・対話的で深い学び(7)“チャレンジ”もっと主体的・対話的で深い学び、の7つの切り口でまとめ、提案しています。
目次
第1章 中学歴史「見方・考え方」を育てる授業デザイン(中学校歴史的分野でメディアリテラシーを育てる―なぜ歴史学習がメディア社会のいまこそ重要なのか;「見方・考え方」を育てる見学・調査活動をどう実現するか―博物館・郷土資料館との連携による授業へのヒント;教師はいかにして対話的な歴史学習を成立させるのか―対話を重視する教師の授業実践から読み取る3つのポイント;「見方・考え方」をどう捉えるか―評価の手法)
第2章 「見方・考え方」を育てる中学歴史授業モデル(イントロダクション―第2章の「見方・考え方」;歴史との対話;近世までの日本とアジア;近現代の日本と世界)
著者等紹介
土屋武志[ツチヤタケシ]
昭和35年生まれ。上越教育大学大学院学校教育研究科修士課程修了。現在、愛知教育大学教授。文部科学省高等学校学習指導要領解説地理歴史編作成協力者(日本史主査)。愛知県岡崎市教育委員会前委員。愛知県NIE推進協議会会長等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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