21世紀型授業づくり
思考力育成への方略―メタ認知・自己学習・言語論理 (増補新版)

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  • サイズ A5判/ページ数 275p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784183161277
  • NDC分類 375.8
  • Cコード C3337

内容説明

国語教育において、情緒的なもの(たとえば物語・詩など文学的な教材)と論理的なもの(説明・論証的な教材)とは、いわば車の両輪のようなものである。本書では、論理や批判的思考の重要性を強調し、それらに対する理論的根拠を示し、具体的方策を述べている。改訂に当たって、細かい点の修正のほか、新たに小論を一編、思考指導の実践例を二つ追加。現行教科書から論理に関する教材例をつけ加えた。

目次

国語教育の哲学
第1部 言語論理教育(思考力育成を目指す言語論理教育;言語論理教育の指導内容;最近の思考指導の動向;アメリカの国語教育における「批判的思考」研究の流れ)
第2部 国語科の諸問題と思考(基礎学力論;新・言語教科書待望論;一読総合法と読みの方略;イメージ形成と読解能力)
「言語論理教育」指導要領(試案)

著者等紹介

井上尚美[イノウエショウビ]
東京学芸大学・創価大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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terve

19
1998年に発刊された本ですが、現在の新指導要領で明記されている内容を先取りしています(これを基にしているのかな?)。井上尚美の「言語論理教育」は、いわゆる概念的な理解を促すものです。ともすれば、国語は何を学んでいるのか分からないと言われる科目ですが、その突破口になり得る書籍が今から25年も前に出ていたことに驚きます。国語教師は必見の書籍ではないでしょうか。ちなみに、最近ではメタ認知が流行っていることもあり、そのあたりを増補したものが2007年に発刊されています。手元に置いておきたい一冊ですね。2023/07/12

にくきゅー

1
批判的思考の混乱と批評概念の混乱は結びつきそうだなぁ。2018/07/06

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