目次
第1章 本当は大切だけど、誰も教えてくれない「学級経営」10のこと(指導力を身につけるだけでは、学級経営はうまくいかない;教師の意図的な教育だけでは、子どもは育たない ほか)
第2章 本当は大切だけど、誰も教えてくれない「授業づくり」10のこと(授業の良し悪しは、授業の方法では決まらない;教師の発問は、「次の一手」 ほか)
第3章 本当は大切だけど、誰も教えてくれない「子ども理解、対応」10のこと(2つの要素がそろうと、子どもは自らよい方向へ歩み始める;技術や方法の前提となる、2つの条件がある ほか)
第4章 本当は大切だけど、誰も教えてくれない「教師のマインドセット」10のこと(遠回りの道こそ、近道である;「子ども」ではなく、「その子」に合わせる ほか)
著者等紹介
大前暁政[オオマエアキマサ]
岡山大学大学院教育学研究科修了後、公立小学校教諭を経て、2013年4月京都文教大学准教授に就任。教員養成課程において、教育方法論や理科教育法などの教職科目を担当。「どの子も可能性をもっており、その可能性を引き出し伸ばすことが教師の仕事」ととらえ、現場と連携し新しい教育を生み出す研究を行っている。文部科学省委託体力アッププロジェクト委員、教育委員会要請の理科教育課程編成委員などを歴任。理科授業研究で「ソニー子ども科学教育プログラム」入賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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boo
16
改めて色々考えました。新年度のスタートに読むことができてよかったです。こちら側の気持ちのもち方で子どもたちの行動は日々変わっていきます。どれだけ影響力があるかを自覚して、恐怖政治にならないようにのびのびとしたクラスをつくっていきたいな。2020/04/05
なほこ
8
根本的な大事なことがたくさん書かれてた。明日から2学期。楽しみやな〜〜(^_^)2021/08/24
およよ
6
how to 本かな、と思って読んだら、仕事における根本的なこともたくさん書いてありました。第4章[教師のマインドセット]10のこと に書かれていた教師は、子どもを満たしてあげる「与える者」にならないといけない、という精神は大切だと思います。一方で、与える側になるためには、自分自身の力も必要だよなあ~、と。また、子どもの可能性を信じて伸ばすことは、教師の醍醐味だよな~、と。2021/08/09
むむむ
6
当たり前のことだが、改めて言われることで身の引き締まる思いだ。 教育は即時的に効果が見られないこともままある。卒業してから言葉の意味に気づけるようになることもあるため、等価交換的な考えに陥っていると、決してうまくはいかない。 生徒のやる気を引き出すだけでは不十分で、自発的にやろうという気にさせなければならない。 また、できない子や問題児とされる子に対してどれだけ手をかけられるかが勝負だ。 誉めるときは、人格や能力に、叱るときには行動に着目する。2021/02/24
つっきー
4
教師の仕事は誰かから教えられるものでもなく、自分で考え、感じてできるようになることがとても多い。教え子たちのためになにができるか、改めて考えることができたと思う。