目次
「書く人」は「読む人」よりも偉い―国語教師はなぜ「書く人」になろうとしないのか
他人の褌で相撲をとる
思考の転用(その1)―本を読んで賢くなるとはどういうことか
思考の転用(その2)―反論法の収集と蓄積
思考の転用(その3)―思考の束への組み込み
思考の転用(その4)―弁証法の応用
思考の転用(その5)―本を読めば読書も否定できる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むむむ
2
書くということを生徒に課す以上、教授者も同様に書くことが求められるというのは耳が痛い。その書くという営みのために、読むという過程が必要となる。 読むことを通じて書く力を養うためには、模倣が有効だが、何をどのように血肉とするかの選球眼がなくてはならず、そこが難しい。 また、読む中では果たしてそれが正しいのかを考えながら、なぜそれが論理の破綻であるのかを言語化できるようになりたい。 読書は有用であるものの、絶対的な善ではない。ただし、読書の経験を積まなければ、能動的に情報を掴み取る力を体得することはできない。2022/02/11
mks
1
視点の切り替えが良い。初めの「教師が書く文章に対しての反復」の推奨は衝撃的だが、筋は通っている。その後の文章構造等の解説は、感覚で得ているものも多いので要取捨選択。2019/01/16
dvoix
1
後半はほとんどレトリックの本になるのでどうも既視感が強い。『反論の技術』『議論術速成法』あたりを読んでいれば読まなくてもいいと思う。2009/08/03
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