内容説明
「活動単元学習」というとき「活動」とは、学習者・子どもの表現活動である。表現は相手に何かを伝えたい等の目的があってなされる活動である。表現活動は、この目的が達成されたときに完結し、その時点で自己実現を創出するのである。こうして得られる自己実現こそが、新学習指導要領がめざす「生きる力」を育てるの内実となるものである。では、こうした活動を実現するために授業はどのように変わればよいか。本書は、そのための理論的根拠と方途の提言、その具体例を提示する。
目次
1章 学習者・子どもの論理に立つ(学校は楽しくなくちゃ;構成主義の教育)
2章 活動単元学習の構成と展開(文化伝達の授業から文化的実践の授業へ;「活動を通して」論から「活動をこそ」論へ)
3章 言語文化づくりとしてのもの・ことづくり(音読・朗読・群読づくり;劇づくり;映像づくり;対話づくり;作文;ゲームづくり;コンピュータ活用)