内容説明
コミュニケーション能力は、日常生活で自然に身につくものではありません。また、コミュニケーションとは意味や感情をやりとりする行為であり、ただ知識や技能を学べばいいのではなく、相手と人間関係を作りながら、様々な場で使う練習をして定着を図らなければ身につきません。第1章では、コミュニケーション力とは何かを自分なりに明確にし、支える「10の力」としてまとめました。第2章では、コミュニケーション力の基礎的技能である「話す」「聞く」指導のポイントと実際に使える指導アイデアを載せました。第3章では、対話力を高めるためのコミュニケーション・トレーニングを紹介しました。ゲーム化したり、授業の中で友達と一緒に楽しく取り組んだりできるようなアイデアのほか、ICTの活用や協同学習、思考ツールの活用も取り入れました。
目次
1 コミュニケーション力を支える10の力(コミュニケーション力とは何か;コミュニケーション力を支える10の力;思いやり力;自己肯定力;文脈力;要約力;傾聴力;質問力;即興力;称賛力;非言語力;語彙力)
2 コミュニケーション力を育てるための「聞き方・話し方」の指導アイデア(コミュニケーション学習の年間指導計画;「聞き方」の指導;「話し方」の指導)
3 学年別コミュニケーション・トレーニング45(低学年;中学年;高学年)
著者等紹介
橋本慎也[ハシモトシンヤ]
1961年、熊本県生まれ。熊本市立託麻原小学校勤務。国語の実践を中心に、生活・総合的な学習の実践、学級づくりの実践を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。