内容説明
本書は、「国語学習が好きになるにはどうしたらよいか」長年にわたる実践的研究から、国語学習をつまらないものにしているのは、学習者を表現場面よりも、理解場面に立たせることが多かったからではないかという総括の上に立って、「国語科における自己表現とは、言語によって状況を切り開いていく自己実現の行為である」という新たな研究指針を掲げ、国語教室の活性化、即ち言語行為者である児童・生徒の主体性の回復を願って進めてきた研究をまとめたものである。楽しい国語学習が展開されている。
目次
序章 国語科における自己表現とは何か
第1章 話すこと・聞くことの学習
第2章 文学的文章の学習
第3章 説明的文章の学習
第4章 書くこと・作文の学習
第5章 語彙の学習
終章 これからの国語学習のために