出版社内容情報
教師は、子どもの成長発達に責任を持つ専門職業人である
日本の教師はいつの間にか世の中の多くの人から尊敬されなくなった。この根源には、六十数年前の日本の敗戦から始まった専門職業人としての教師像の崩壊と教師自身の使命感の放棄がある。今こそ教師力再興をと訴える。
目次
1 師道再興
2 今、教師に求められているもの
3 真の授業力とは
4 内面世界を重視した教育
5 教師批判を直視する
6 教師としての不易の資質
附1 教材研究を深め活動主義の乗り越えを―千代女と芭蕉の句を例として
附2 開示悟入の教育のために
著者等紹介
梶田叡一[カジタエイイチ]
松江市に生まれ、米子市で育つ。京都大学文学部哲学科卒。文学博士。国立教育研究所主任研究官、大阪大学教授、京都大学教授、京都ノートルダム女子大学学長、兵庫教育大学学長などを経て、2010年4月から環太平洋大学学長。聖ウルスラ学院(仙台)理事長、松徳学院(松江)理事長を兼務。第4期・第5期と中央教育審議会副会長・初等中等教育分科会長・教育課程部会長・教員養成部会長などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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